子の代わりに親が婚活?　親同士のお見合い「親の代理婚活」のメリットと成功の秘訣

「結婚に前向きにならない」「このまま１人で大丈夫なのだろうか」「はやく孫の顔が見たい」

結婚しないわが子にお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。
子どもの幸せのために、親として少しでも力になりたいとお考えの方におすすめしたいのが「親の代理婚活」。

婚活にはさまざまなスタイルがありますが、その一つの選択肢として、婚活の当事者である子どもの代わりに親がお見合いの相手を探す「親の代理婚活」の需要が近年増えてきています。
今回はそんな代理婚活のメリットや成功の秘訣について、結婚相談所ハッピーブライダルがある香川県での状況も踏まえご紹介します。

１．親の代理婚活とはどんなもの？

子どもの結婚を望む親が、子どもの代わりに婚活することを「代理婚活」といいます。
ひと昔前まで親同士による縁談や、親戚や地域の面倒見の良いおばさんがお世話をしてくれる事もありましたが、代理婚活はいわば古き良きお見合いの慣習の現代版のようなイメージです。

代理婚活では、まず親が「代理婚活」「代理お見合い」「親コン」といった結婚相談所などが主催するパーティーに参加します。
子どもの身長・体重・職業・学歴・年収・ルックスや、結婚相手に求める条件などが書かれたプロフィールを手に、参加している他の親たちと交流し、自分の子どもに相応しいかどうか、相手の条件などをお互いにチェックしながら面談していきます。
それぞれの親同士が「子どものお見合い相手に良さそうだ」と合意したら、具体的にお見合いの段取りを取り付けます。

親同士が納得してお見合いの話がまとまった後、双方の子ども本人がお見合いを了承すれば、実際にお見合いします。
ただし、どちらか一方が会わないという意思であればお見合いできません。
実際にお見合いすることになったら、それ以降のステップは通常のお見合い結婚と同じ流れです。

２．代理婚活の背景にある急速な未婚化・晩婚化

現代の日本が抱える課題の一つとなっている少子化ですが、その大きな要因となっているのは「未婚化・晩婚化」であるといわれています。

結婚相談所ハッピーブライダルがある香川県でも、平均初婚年齢は男性 30.4 歳、女性 28.9 歳で、 全国の男性 31.1 歳、女性 29.4 歳と比べれば初婚年齢は低いものの、着実に晩婚化が進んでいます。（平成30年香川県資料より）

また香川県の未婚率についても「令和2年国勢調査 人口等基本集計結果」によると、前回の2015年に比べてすべての年齢層で未婚率が上昇。
中でも25～29歳の男性の未婚率が初めて7割を超えるなど、結婚しない人の割合が年々上がっています。

こうした未婚化・晩婚化が進んでいる背景には、ひと昔まで当たり前のこととされていた結婚に対する価値観や、取り巻く環境の大きな変化があります。
男女共に社会で活躍するようになった現代では「結婚よりも仕事を優先したい」「何不自由なく暮らせる一人が気楽でいい」など、個人の結婚への思いや考え方も実に多彩なものに変わってきました。

一方、「異性と出会う機会がない」「交際をしたことがなくどう接して良いか分からない」といった理由から、結婚したいけれどできないという人たちも確実に存在しています。
この時代を生きる若者ならではのさまざまな理由もあり、業を煮やしたその親が代理婚活に踏み切るケースが増えているものと考えられます。

３.代理婚活のメリットとは

①効率的かつ合理的に婚活を進められる

代理婚活では、子どもが仕事で忙しく時間をなかなか取れないという場合でも、親が代わりに活動するので効率的に進められます。
また、子どもが婚活に気乗りしていない場合や、異性へのアプローチが苦手といった消極的な性格であっても、親がパートナーを探すので、子どもの気分や気持ちに左右されることなく積極的に取り組むこともできます。

さらに、親の了承や親同士の対面も最初の段階でクリアされているため、いざ結婚が決まった時もスムーズに結婚準備へと進みやすくなります。
親が選んだ相手の中から結婚相手を見つけることは、効率的で合理的な方法であるといえます。

②子どもの人間性や魅力をしっかりアピールできる

婚活では自分の魅力をうまく相手に伝えることも重要ですが、恥ずかしがり屋や口下手といった性格から自己アピールが思うようにできず、せっかくお見合いの機会に恵まれても、交際までにはなかなか進まないというケースも多く見られます。

親の代理婚活ならば、子どものことを十分に理解している親が代わりに本人の性格や魅力をしっかりアピールできるので、相手の親やその子どもにも興味を持ってもらいやすく、お見合いに進展する可能性が高まりやすくなります。

4.代理婚活のデメリットとは

①親の独断で相手を決めてしまいやすい

代理婚活はお見合いの相手を探すのが親であるため、親の主観やひいき目が入りやすくなるのも事実。
子どものことを思って代理婚活を始めたものの、いつの間にか親の好き・嫌いで相手を見定め、独断で話を進めてしまいがちです。

子どもは相手を気に入っているのにかかわらず、親が勝手に断ってしまう、逆に親同士が意気投合し、子どもが気乗りしないまま相手との縁談をどんどん進めてしまうパターンもあります。
そうした行き違いから、子どもが婚活への意欲をなくしてしまう可能性もあります。
子どもの幸せを願うあまりに、親が自分の考えを優先し、行き過ぎた行動をしてしまわないように注意が必要です。

②婚活を全て親任せにしてしまう

代理婚活では親がお見合い相手を探しに動いてくれるので、逆に全て親にまかせっきりで、本人は何もせず動かなくなってしまうケースもあります。

代理婚活の目的や意義には、親の行動をきっかけとして子どもに婚活や結婚への気持ちを高めてもらうことも含まれています。
あくまでも自分が結婚する相手を見つけるための代理婚活だということを事前にしっかりと話し合い、理解させておくことが大切です。

③親に大きな負担を強いられる可能性も

婚活には登録料や会費、参加費、交通費などさまざまな費用がかかります。
代理婚活でもそういった費用は必要で、婚活が長引けば長引くほど当然費用がかさみ、金銭面で親に負担がかかってしまいます。

５.代理婚活のトラブルや注意点

①子どもに無断で契約手続きを行う

代理婚活のトラブルとして挙げられるのが、子どもに無断で親が勝手に入会手続きなどの契約をしてしまうというケースです。

代理婚活は、親が子どもの代わりに婚活するというだけであり、代理婚活を行っている結婚相談所などの会員となるのはあくまで本人です。
結婚相談所の登録や入会手続きには、戸籍謄本や独身証明書、学歴や収入を証明する書類など、本人確認書類の提出が必要ですが、そういった書類を本人の許可を得ずに親が代理で契約を結ぶと、違法契約になることもあります。
代理婚活のイベントを行っているからといって、主催している結婚相談所などへの登録や入会の手続きを勝手に進めるのはNGです。

②親子関係の悪化

子どものためにと始めた代理婚活も、親ばかりが積極的に励みすぎると、子どもは親の意思とは反対に婚活も結婚も疎ましく思うようになってしまうかもしれません。
代理婚活を通じて子どもに婚活や結婚への気持ちが高まるのであればベストですが、そうでない場合は、親が代理婚活をすること自体がかえって逆効果になってしまう可能性もあります。

代理婚活に踏み出す場合には、親はあくまで子どもの意思や声を尊重し、親子で歩調を合わせて進めていくことが大切です。
結婚が決まらない焦りからと子どもを急かしたり、責めたり干渉しすぎたりすると、子どもの心を深く傷つけてしまい、親子関係に修復が不可能なほどの亀裂が入ってしまう可能性もあります。

もし親が見つけてきた相手とお見合いが成立しなかったり、交際がうまくいかなかった時に「あんな相手を選んできたせいだ」「上手く進展しないのは親のせいだ」と子どもから責任を転嫁されるなど、親子喧嘩が絶えない状況に陥ってしまうかもしれません。

③慰謝料が発生するケースも

代理婚活では、親同士が意気投合して盛り上がり、子どもの意思をきちんと確認することなく話をどんどん進めてしまうことも見られます。
子どもからすれば手間や費用を負担してもらっていることから断りにくく、実際に付き合ってみたものの入籍間近に破談になったケースや、親が知らないだけで交際中の恋人がいた･･･といったトラブルも少なくありません。

お相手の親も関係してくることなので、慰謝料問題まで発展してしまうことも考えられます。
親だけでなく子どもまでもがトラブルに巻き込まれる可能性があるため、注意が必要です。

６.代理婚活で成功するためのコツ

①代理婚活はあくまで婚活のきっかけに

代理婚活はあくまで婚活のきっかけと考え、子どもが少しずつでも婚活に前向きになってきたら、親は程よい距離を置き、動向を静かに見守るという姿勢が大切です。

また、子どものことをもっとも理解している親だからこそできるアドバイスもあるはず。
代理婚活がスタートした後も、子ども本人のルックスや性格などの自分磨きや、異性への接し方など、第三者の目線からアドバイスしてあげることも、子どものモチベーションアップにつながり、主体的に婚活に動き出すきっかけとなるかもしれません。

②通常の婚活にシフトしたらサポート役に徹する

代理婚活をスタートした後でも、子どもに結婚の意志があるのならば、結婚相談所などへの登録・入会を促し、その後は通常の婚活へとシフトするのが理想です。

子どもが婚活に動き始めたら、親として温かく見守りながら優しく背中を押してあげるサポート役に徹しましょう。
悩みを親身になって聞いてあげたり、アドバイスを送ってあげたりするだけでも、子どもにとっては頼もしい存在です。
結婚に向かって一歩ずつ確実に近づいていくに違いありません。

7.香川県で代理婚活なら結婚相談所ハッピーブライダル高松店にお任せください

親にとって、自分の子どもはいくつになっても心配の種。
近年需要が高まっている代理婚活に対しては「いい年なのに親が口を出すなんて」「結婚は自分の意思で決めるもの」といったマイナスの声もありますが、婚活を効率よく合理的に進められる1つの手段です。

子どもの気持ちを一番に尊重しつつ、親子で手を取り合って婚活に取り組むのも、幸せな結婚への近道。
親心から子どもの結婚を後押ししたいのであれば、まずは結婚についてじっくり話し合ったうえで、親の代理婚活を選択肢の一つして考えてみると良いのではないでしょうか。

もしも代理婚活に関心があり、一度話を聞いてみたいとお考えの方は、結婚相談所ハッピーブライダル高松店にご相談ください。
結婚相談所ハッピーブライダルは香川県で50年以上の運営実績があり、「親の代理婚活コース」もご用意し、ご相談やサポートも多数対応させていただいております。
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知識と経験豊富なスタッフが誠心誠意サポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。