男性は年収で婚活の難易度が変わる？結婚相談所男性会員の年収事情と低年収でも成功するポイント

結婚相談所での婚活を考える際、「年収」「収入」は多くの人が気にするポイントのひとつです。
男性の年収を重視する女性がいる一方で、共働きが一般的になりつつある今、女性の年収を気にする男性も増えています。

しかし、年収にこだわりすぎると婚活がうまく進まなくなることが男女問わず多いです。
そこで今回は、「結婚相談所における男性の年収事情」について、平均的な年収の実態や年収を考慮する際のポイントなどについて解説します。
正しい知識を身につけ、婚活をスムーズに進めるヒントを見つけてください！

そもそも年収とは？

一般的に「年収」とは、会社員であれば給与の「総支給額」を指します。
これは、社会保険料や住民税などが差し引かれる前の金額であり、「手取り額」とは異なるため注意が必要です。

年収には1年間の給与と賞与（ボーナス）の合計が含まれます。
一方、個人事業主の場合は、1年間の売上から必要経費を差し引いた「所得」が年収として考えられます。

女性が結婚相手に求める年収はいくらくらい？

結婚相談所に登録する女性は「高年収の男性を求めている」というイメージを持たれがちですが、実際はそうとも限りません。

確かに高収入を希望する女性もいますが、多くは「平均的な年収であれば十分」と考えています。
特に、自身も高収入の女性が同等の収入をお相手に求めるケースは一部に限られます。

結婚相談所の男性の年収はどのくらい？

結婚相談所に登録している男性の年収は、一般的な給与所得者と比べてどのくらいなのでしょうか。
ここでは、結婚相談所連盟（IBJ）の会員データと、国税庁が発表している民間給与所得データを比較してみます。

【結婚相談所（IBJ）と民間給与所得者の年収分布】

年収	IBJ	民間給与
〜399万円	15.8％（5,214名）	39.6％
400万円～499万円以下	19.9％（6,565名）	17.3％
500万円～699万円以下	33.1％（10,912名）	22.6％
700万円～999万円以下	19.8％（6,524名）	13.4％
1000万円〜	11.2％（3,704名）	7.1％

参考：国税庁「令和2年度　民間給与実態統計調査結果」

このデータを見ると、一般的な給与所得者では年収400万円以下がボリュームゾーンであるのに対し、結婚相談所では年収500万円～699万円の男性が最も多いことがわかります。
これは、結婚相談所の入会審査で安定した収入が求められることや、登録料や月会費などのコストを負担できる経済力を持つ男性が多いことが関係していると考えられます。

また、年収1,000万円以上の男性も全体の11.2％と、一般の給与所得者と比べて高い割合を占めています。
このことから、結婚相談所に登録している男性は、比較的年収が高い層が多いといえるでしょう。

結婚相談所の男性の年収は「400万円〜」が一つの基準

結婚相談所での婚活において、女性が結婚相手に求める年収としては「400万円以上」が一つの目安になっています。
これは、国税庁のデータを基にした平均的な男性の年収と一致しており、最低ラインとして希望する女性が多いためです。

結婚相談所の現場では、年収400万円を超えていることが、男性が婚活市場で一定の需要を得るための基準となることが多いです。
もちろん年収が全てではありませんが、結婚後の生活の安定を考える女性にとって、経済的な安心感を得られるかどうかは重要なポイントのひとつであるといえるでしょう。

結婚相談所には年収の条件がある？

結婚相談所に登録する際、「年収に条件はあるのか？」と気になる方が多いかもしれません。
基本的に、ほとんどの結婚相談所では年収の下限は設定されていません。
そのため、年収が低いことを理由に入会を拒否されることもほぼありません。

結婚相談所では収入額そのものよりも「安定した職業に就いているかどうか」が重要視される傾向にあります。
ただし、高年収の会員が多いことを特徴とする結婚相談所では、入会資格として一定の年収基準を設けている場合があります。

結婚相談所の婚活は年収が低ければ不利？

女性の年収の高さを条件にする男性は少数ですが、男性にある程度の年収を求める女性は少なくありません。
そのため、男性については年収の低さが影響することは多少あるでしょう。
しかし、だからといって絶対に結婚できないということはありません。

年収を気にしない女性とはマッチングする

年収が低い場合、お相手に求める年収の下限を400万円以上に設定している女性とのマッチングは難しくなりますが、年収をそこまで重視しない女性と出会うチャンスは十分にあります。

内閣府の調査「少子化社会対策に関する意識調査」によると、結婚相手に求める年収について「300万円未満でもかまわない」と回答した女性は6.7％、「収入は関係ない」と答えた女性は4.6％いました。
つまり、約10％の女性は年収を重視していないということになります。

また、年収が低くても「共働きを前提に考えている女性」や「生活レベルを重視しない女性」であれば、収入以外の条件で良いご縁につながる可能性が高いでしょう。

年収以外の魅力をアピールすれば十分に勝機はある

結婚相手を選ぶ際に、年収は確かに重要な要素の一つですが、それだけが決め手になるわけではありません。

内閣府の「結婚・家族形成に関する意識調査」によると、20代〜30代の未婚女性に「結婚相手に望むこと」を尋ねたところ、最も多かったのは「一緒にいて楽しいこと」（80％）、「一緒にいて気を使わないこと」（80％）、「価値観が近いこと」（78.5％）でした。

このデータからも分かるように、「一緒にいて心地よい存在かどうか」が年収以上に重視される傾向にあるのです。

年収以外のアピールポイントを活かす方法

婚活では「年収」が重要視されることが多いですが、それだけが結婚の決め手になるわけではありません。
たとえ一般的な平均年収よりも低いとしても、年収以外の魅力をしっかりアピールすれば、婚活を成功させることは十分に可能です。

「収入はそこまで気にしない」「価値観や性格の相性を重視する」という女性も一定数いるため、自分の強みを最大限に活かすことが大切です。そこで、年収以外の魅力をアピールするためのポイントを紹介します。

優しさや堅実さを伝える

結婚生活において、お相手への思いやりや誠実さは欠かせない要素です。
たとえ収入が高くても、自己中心的だったり冷たかったりする男性では、女性は「この人と一緒に暮らしていけるだろうか」と不安になってしまうでしょう。

また、お金があっても浪費癖があると、結婚後の生活を安定させることが難しくなるため、金銭感覚がしっかりしていることも大きなポイントになります。

逆に、年収がそれほど高くなくても、お相手を大切にし、コツコツと貯金ができる堅実な性格の男性なら、女性は「この人となら安心して暮らせる」と思うはずです。

日頃から相手の話に耳を傾け、共感する姿勢を見せる
気遣いや心配りを大切にし、思いやりのある行動を心がける
貯金や計画的なお金の使い方について話し、将来設計ができることを伝える

このようなポイントをアピールできれば、「年収」よりも「信頼できる人柄」を重視する女性との出会いにつながるでしょう。

仕事への取り組みや成長意欲を示す

結婚相手を探している女性の多くは、現在の収入だけでなく、将来性や成長意欲を持っているかどうかを重視します。
そのため、仕事に対して前向きな姿勢をアピールすることも大切です。

最近のプロジェクトで成果を上げたエピソード
仕事で責任ある立場に就いた経験（リーダーや指導役など）
資格取得やスキルアップのための勉強をしていること
仕事を通じて達成したい目標や夢

現在の年収が高くなくても、「努力して成長しようとしている姿勢」を見せることで、お相手に「この人となら将来を築いていける」と思ってもらえる可能性が高まります。

趣味や特技を活かして魅力を伝える

婚活において、「一緒にいて楽しい」と思ってもらえることは非常に重要です。
そのため、趣味や特技を活かして会話を盛り上げることも効果的なアピールポイントになります。

共通の趣味があれば、それを話題にして距離を縮める
お相手の趣味に関心を持ち、一緒に楽しむ姿勢を見せる
「楽器が弾ける」「DIYが得意」「スポーツが得意」など、特技を披露して印象に残る存在になる

趣味や特技を共有できると、自然と楽しい時間が増え、お互いに親しみやすくなるため、婚活でも強みになります。

ユーモアのセンスを活かして楽しい時間を作る

「一緒にいる時間が楽しいかどうか」は、結婚を考える上で非常に重要な要素です。
特に初対面の場面では、お互いに緊張してしまいがちですが、ユーモアのある男性は、場を和ませる力を持っています。

軽いジョークを交えて、お相手の笑顔を引き出す
自分の失敗談やエピソードを明るく話す
お相手が話しやすい雰囲気を作る

「面白い人」「一緒にいると笑顔になれる人」と思ってもらえれば、年収に関係なく、お相手から好印象を持ってもらいやすくなります。

将来性をアピールする

現在の年収が低くても、「将来性がある」と思ってもらえれば、婚活において不利になりにくいでしょう。
例えば、以下のようなポイントを伝えると、女性に安心感を与えることができます。

安定した職業に就いていることを説明する
「現在は年収がそれほど高くないけれど、○年後には昇給が見込める」と具体的に伝える
「今後は管理職を目指している」「資格取得をしてスキルアップを考えている」といった将来のキャリアプランを話す
「貯金をしながら、将来的にマイホームを持ちたい」「家計管理ができるように意識している」など、具体的なビジョンを伝える

女性にとって結婚は人生の大きな決断です。
「この人となら、将来も安心して暮らせそう」と思ってもらうことが大切です。

年収低めな男性が結婚相談所で成婚するためのヒント

結婚はお金だけの問題ではなく、むしろ二人の相性や価値観の一致が幸せな結婚生活を築くうえで重要な要素です。
特に長い人生を共に歩むパートナーには、思いやりや誠実さ、包容力といった「人間的な魅力」が求められます。

では、年収が低めな方が結婚相談所で素敵な出会いを見つけるためには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。
婚活を成功に導く具体的なヒントを紹介します。

人間的な魅力を高める

先にも述べましたが、男性の魅力は経済力だけでは決まりません。
たとえ年収が低めであっても、人間的な魅力にあふれていれば素敵なご縁に恵まれる可能性は十分にあります。

例えば、「高収入だが冷淡な男性」と「年収は低めでも優しくて誠実な男性」がいた場合、多くの女性は後者を結婚相手として選ぶでしょう。
優しさや包容力、お相手を気遣う姿勢を持っている男性は、どの年代の女性にも好まれます。

また、内面の魅力を高めるだけでなく、外見にも気を配ることで、より自信を持って婚活に臨めます。
清潔感のある身だしなみを意識し、健康的な体型を維持する努力をすることで第一印象が良くなり、チャンスが広がるでしょう。

＜身だしなみを整えるためのポイント＞

婚活用に新しいスーツを購入する
クリーニング済みのシャツを着る
床屋ではなく美容院でヘアカットをする
必要に応じてダイエットや筋トレを行う
爪や肌の手入れを怠らない

堅実さをアピールする

婚活中の女性は、お相手の経済感覚をしっかりと見ています。
高年収であっても「浪費癖がある」「貯金がない」という男性には、不安を感じるものです。

一方で、収入が飛び抜けて高くなくても、堅実に生活し、貯金ができる男性は「信頼できるお相手」として評価されやすいです。
婚活の際には、以下のような自分の堅実さを示すエピソードを伝えるのも有効です。

計画的に貯金をしている
必要なものと不要なものをしっかり見極める金銭感覚がある
ギャンブルや無駄遣いをしない

ただし、デートの際にはあまり「節約志向」を前面に出しすぎず、スマートな対応を心がけることも重要です。
割り勘にこだわるのではなく、お相手が気持ちよく過ごせるような配慮を持ちましょう。

家事・育児への協力姿勢を示す

最近では、女性のキャリア志向が高まり、「共働きでも協力し合えるパートナー」を求める女性が増えています。
そのため、男性の収入だけでなく「家事や育児に協力的かどうか」も重要なポイントになっています。

特に高収入の女性ほど、結婚相手の収入にこだわらない傾向があり、それよりも「家庭を一緒に支えてくれるか」「仕事への理解があるか」を重視する傾向があります。
そこで、婚活中には次のようなアピールをするのがおすすめです。

一人暮らし経験があり、料理・掃除・洗濯ができる
結婚後も家事や育児を積極的に分担する意思がある
仕事と家庭の両立を意識している

また、「家事が苦手」という男性は、この機会に自炊や掃除に挑戦してみるのも良いでしょう。
家事スキルは一度身につけてしまえば一生役立ちますし、結婚後も円満な家庭を築くための大きな武器にもなります。

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今回の記事はいかがだったでしょうか。
婚活の際に自分の年収が低めだと、年収に対するコンプレックスを感じてしまうかもしれません。

しかし、たとえそうであっても、婚活の際に自信の無さをお相手に見せるのは避けたほうがいいです。
婚活女性が自分の結婚相手に、自信が無さそうな男性を選ぶことはなかなか無いでしょう。

たとえ年収が低くても、自信のある男性、魅力のある男性はモテます。
自分磨きをしたり、お相手に気遣いや優しさを見せることで、年収の低さを補えることもたくさんあるはずです。

「自分磨きといっても、何をすればいいのか‥」
「お相手の女性にどう接したらいいのか分からない」

そんな悩みを抱えた時は、結婚相談所の婚活カウンセラーに相談しましょう。
結婚相談所の婚活カウンセラーは「婚活のプロ」です。
婚活を進めるにあたって迷いが生じた時は、最も的確だと思える方法を提案してくれる強い味方です。

結婚相談所ハッピーブライダルでは、会員様一人一人に担当の婚活カウンセラーがきめ細やかなサポートを行っているため安心して活動いただけます。
自分だけで婚活を進める自信がない人や、初めて婚活するという人も、すぐに相談をして解決していくことができ、婚活の不安や難しさを軽減できます。

また、結婚相談所ハッピーブライダルがどんな結婚相談所か事前に知っていただくために、正式入会前に試していただける「お試し会員コース」もあり、自分にあった相談所かどうかを事前に確認できるので安心です。気になる方はぜひ一度ご相談ください。

男性は年収で婚活の難易度が変わる？ 結婚相談所男性会員の年収事情と低年収でも成功するポイント