お見合いでは好印象だったのに、なぜかときめかない…結婚相談所で出会ったお相手を好きになれない原因と対策

結婚相談所で婚活を始めたものの、「出会ったお相手を好きになれない…」
そういう悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

「お見合いでは好印象だったのに、仮交際に進展してからは、なぜかデートをしても普通の恋愛のようなドキドキ感やときめきが無く、このまま交際を続けることに不安を感じている」というご相談を受けることも少なからずあります。

結婚相談所での出会いは、普通の恋愛とは違って自然に出会ったお相手ではないから、好きになれないのでしょうか？

そこで今回は、結婚相談所で出会ったお相手をなかなか好きになれない理由や、そういった時の対処法などについて解説していきたいと思います。

普通恋愛とは異なる結婚相談所での出会い

結婚相談所の恋愛ではシステムとして下記の２つがあります。

仮交際

最初のお見合いで「もっと会ってお相手を知ってみたい」「1度のお見合いだけではわからない」とお互いに好意を抱き始まるのが仮交際です。

通常の恋愛の交際と大きく違うのは、お相手が好きだという「恋愛感情」先行で始まっているのではなく、あくまでもまだ「知り合い」という位置づけの上での交際です。

真剣交際

仮交際は複数の方との同時進行が認められていますが、その中で自分が真剣にお付き合いしたいというお相手を一人に絞りこみ、双方が合意の上で交際するのが真剣交際です。

いわば一般的な恋人関係の状態ですが、結婚相談所では真剣交際中であっても性的な関係は禁止されています。
会員様より「好きになれない」との相談を受けるのは、この仮交際中が多いです。

仮交際中にデートやLINEでのやり取りで、お相手にトキメキを感じない、好きかどうかわからないといった悩みを持たれる方が多いようですね。

仮交際中の相手は恋人ではないことを理解する

考えてみましょう。
結婚相談所で出会ったお相手ではなく、友達の紹介や職場などで出会ったお相手なら、1～2度会ってときめくでしょうか。
通常の出会いだったとしても、お相手の性格や素性などがはっきりわからない状態では余程自分の理想のタイプのルックスでない限りキュンキュンしたりときめいたりしないでしょう。

結婚相談所での婚活は「恋愛」が目的ではなく、あくまで「結婚」です。
婚活では結婚した後の「生活」を見据えて活動することが肝心です。

仮交際中のお相手は、お見合いから1度か2度ランチデートやお酒を楽しむデートをしただけでは、一緒に過ごした時間に不満はないけれど決定的に感情を揺さぶられる、俗にいうキュンとするトキメキ感がないのは当然でしょう。

ここで「恋愛感情」を優先させてしまうと、「いい人だけどつまらない」「スペック的に問題はないけれど好きになれない」といった気持ちになりがちです。

結婚相談所で出会ったお相手を好きになれない原因

結婚相談所で出会ったお相手を好きになれない場合、どんな原因が考えられるでしょうか。
まずは自分自身に当てはまる原因はないか、考えてみてください。

恋愛への理想が強すぎる

結婚相談所で出会うお相手を好きになれない方の中には、恋愛への理想が高く、「恋愛とはこうあるべき」と決めつけてしまっている方が多いです。

結婚相談所で出会った方同士のほとんどが、お互いを好きになって成婚に至りますが、いわゆる「大恋愛」を経てゴールを迎えるという方はそう多くはないのが現実です。
それは、結婚相談所があくまで結婚するためのお相手を探す場だからです。

結婚相手にはドキドキすることよりも、価値観が合うことや一緒にいて居心地の良いことの方が重視されます。
これまでに大恋愛を経験された方であれば、結婚相談所での出会いを物足りなく感じることもあるでしょう。

一方、恋愛経験が少ない方は、身近な人たちの恋愛話などを聞いて「私はまだ本当の恋愛ができていないのかも…」と考えてしまうかもしれません。
このように自分の中の枠にとらわれすぎると、自分のイメージからはみ出した人のことをなかなか好きになれなくなってしまうのです。

条件にこだわりすぎている

結婚相談所の大きな特徴の一つは、年収や年齢といった自分が希望する条件で絞り込んだうえでお相手探しができることです。

しかし、自分が出した条件にこだわりすぎてしまうと、条件に当てはまる人の数自体が少なくなってしまいます。
その少ないお相手候補の中から、フィーリングが合う人を探すことになるため、ますます難しくなってしまうでしょう。

例え好きの気持ちが高まらなくても自分の条件を満たしているお相手を選ぶか、条件とは多少違っても自分と相性が良さそうなお相手を選ぶのか、自分の中でしっかりと決めることが大切です。

お相手の短所ばかりを見てしまう

お相手の短所ばかり目についてしまい、関係をなかなか進展させられない方もいます。
当然のことですが、自分自身を含め、この世に完璧な人はいません。

例えば服装や食事の仕方など、直せるものに関しては「その人の個性」として受け入れ許容するか、交際で仲を深めていく上で「こういう服のほうが似合うと思うよ」「お茶碗は持って食べた方がいいんじゃない？」といったように、上手に指摘して直してもらうのも有効な手段であると言えるでしょう。

お相手に直接伝えにくい場合は、担当の婚活カウンセラー同士が連携し、お相手の担当カウンセラーから本人にそれとなく伝えてもらうこともできます。
本人に伝えにくい場合などは、担当の婚活カウンセラーに相談するようにしてみましょう。

結婚相談所での婚活プロセスに慣れていない

結婚相談所での出会いから成婚までのプロセスは、日常生活での出会いとは違いがあります。
お相手を条件で絞り込めることや、お見合い〜交際〜成婚退会までの期間もある程度定められているため、短期間で結婚まで向かっていくという点も結婚相談所における恋愛の大きな特徴です。

こうした結婚相談所の特性を自分なりに理解し、婚活プロセスに慣れていないと、これまでの恋愛での出会い方との違いに戸惑い、お相手への好意がなかなか高まっていかない可能性もあります。

本当に好きになれる人にまだ出会えていない

まだ本当に好きになれる人に出会えていない可能性も当然ながらあります。

結婚相談所でこれまでにお会いしたお相手の数はどれくらいでしょうか。
会う人数が少なければ少ないほど、自分に合う人に出会える確率も小さくなってしまいます。

結婚相談所ではなるべく多くの方と会ってみるのが鉄則です。
プロフィールを見てピンとこなくても、よほど嫌でなければまずは会ってみる、自分から積極的にお申し込みをするなどして、出会いの機会を増やしてみましょう。

結婚相談所で出会った人を好きになれない時はどうすればいい？

結婚相談所で出会った人を好きになれない原因を理解したら、あとは反省・改善点を見つけて取り組むだけです。
結婚相談所で出会ったお相手を好きになれないという方は、以下の対処法を実践してみましょう。

何度か会って話してみる

仮交際中のお相手で、お相手に全く気がないわけではないという場合は、何度か会ってみましょう。
それまでのデートでは、お相手を深く知る機会がなかっただけかもしれないためです。

何かを見て深く共感しあえるようなデートをしたり、将来について語り合ったりすると、お相手への気持ちが高まることもあります。
「ときめきホルモン」は、うれしい、素敵、楽しい、美味しいなど、ポジティブな感情が高まったときに分泌されます。
そのような感情をお相手とで共有すると、ときめきホルモンの分泌力はさらにアップします。

「いい人だけど、好きまではいかない」というお相手なのであれば、一緒に喜びや感動を分ちあえる場所をデート先に選んでみてはいかがでしょうか。
具体的には、夜景が見えるレストランや、海や山など絶景を見渡せる公園、花火大会など、五感で楽しめる場所がおすすめです。

一緒に感情を共有するなかで、今まで気づかなかった相手の魅力に気づくかもしれません。

「好き」の視点を変えてみる

お相手にドキドキすることだけが好きの条件だと思っている場合は、そこに居心地の良さや話が合うといった条件をプラスしてみるだけで、お相手の魅力の幅がグンと広がり、見方も変わってくるはずです。

情熱的な恋愛を経て一緒になっても、結婚したとたんに冷めてしまうというカップルも少なくありません。
結婚する場合、ドキドキする「好き」より、安心感のある「好き」のほうが、長く安定した関係を築けるものです。

「ときめかない＝好きではない」と決めつけているままだと、せっかくの運命のお相手を逃してしまうことになりかねません。
デート中にどんな気持ちでお相手と一緒にいるのか、自分の心に耳を澄ませてみてください。
ドキドキ以上に大切な感情を、お相手に抱いていることに気づけるかもしれませんよ。

異性としての魅力を重視しすぎない

「結婚相手としては良い人だけど、あまり魅力を感じない…」と思っているお相手は、実はあなたにとって運命の人かもしれません。

結婚は一生を共にするパートナーとの共同作業です。
ときめきはやドキドキは、異性を意識することで起こります。
異性の魅力も大切ですが、それだけに固執すると本当に自分の結婚生活に必要なお相手かどうかを見極めることができなくなります。

異性として魅力を感じることは確かに大切ですが、それに重きを置くことで、結婚生活に必要な「内面」に目を向けづらくなりがちです。

お相手に対してなんとなく物足りなさを感じるのは、まだお相手の内面を良く理解していない、もしくは知ろうとしていないからかもしれません。
ときめきを感じないのは、お相手に対して性的な魅力を感じていないだけなのかもしれませんね。

嫌いでないお相手ならばもっと関心を持って接することで、お互いの理解が深まるのではないでしょうか。
どれだけスペックや外見が魅力的なお相手であっても、何十年と続く生活がどちらかの我慢や、言いたいことが言えないような良好でない関係性では、決して幸せな結婚であるとは言えないでしょう。

他のお相手にも並行して会ってみる

仮交際中のお相手との相性があまり良くないと感じた場合は、他のお相手にも並行して会ってみましょう。
いろいろな方に会い、視野を広げることで、自分の好みの幅が意外と広いことに気づくかもしれません。

ピンと来るお相手にすぐには出会えなくても、視野を広げておけば、いずれ好きになれるお相手と巡り会える可能性も高くなります。

条件以外の良いところも探してみる

条件にこだわりが強い方の場合は、お相手の条件以外の良い部分にも目を向けてみましょう。

希望年収や条件を満たしているお相手であっても、会話が全く合わなければ良いお相手だとは思えないですよね。
そうした場合は、「年収や条件」よりもむしろ「会話が合うこと」の方が自分にとって優先するべき条件なのかもしれません。

お相手の条件以外の長所にも目を向けつつ、自分の中の条件の優先順位を見直してみることも肝心です。

婚活を一度休憩してみる

お相手をどうしても好きになれないという時は、婚活自体に疲れてしまっている可能性も考えられます。

結婚相談所によっては、一定期間内であれば月会費の支払いが免除・割引される休会制度が設けられていることもあります。
この休会制度を活用し、婚活から一度離れて日常生活に戻って自分自身と向き合ってみるのも得策です。

実際に休会期間中に結婚に対する考え方や条件を変えたり、自分磨きをしたりした結果、婚活を再開してすぐにお相手が見つかった方も多いです。

結婚相談所でも自然な出会いでも結婚生活の満足度に変わりはない

結婚相談所で結婚した夫婦は、一般的に恋愛結婚した夫婦より離婚率が低いと言われています。
その理由として結婚に対するお互いの意思確認が結婚前にしっかり行われていることや、お付き合いの段階で結婚を意識して交際していたということなどが考えられます。

結婚はしようと思ってもすぐできるものではありません。
若くして高収入なイケメンでも、ルックスもスタイル抜群の美人でも、必ず幸せな結婚がかなうわけではありません。
お互いを信頼し、お互いにとってかけがいのないパートナーになることこそが幸せな結婚の条件です。

身体の相性よりもお互いの内面を理解しあい、どんなことでも話し合える関係であることが欠かせません。
どちらか一方が我慢しなければいけないような、不健康な関係にならないお相手を選ぶことを第一に考えてください。

香川・愛媛で婚活するなら結婚相談所ハッピーブライダルへ！

今回は、結婚相談所で出会ったお相手をなかなか好きになれない理由や、そういった時の対処法などについてお話ししてきました。

結婚相談所で出会ったお相手だから好きになれないということはありません。
出会いのきっかけや交際のプロセスについては、いわゆる恋愛と異なる点が多いことは事実です。

しかし、喜びや感動を共有する中でお相手を好きになっていく、そんな流れはどのような出会いであっても変わることはないのです。

一緒に時間を過ごす中で、恋愛感情が愛情や安らぎに変わっていくというプロセスも、普通の恋愛と同じです。
結婚相談所で巡り合ったお相手を好きになれないのは、考えが凝り固まっている可能性もあります。
そうした状態の時にいくら一人で考えても、良い解決策は見出しにくくなってしまいます。

結婚相談所の大きなメリットの一つは、婚活のプロであるカウンセラーの視点からアドバイスしてもらえることです。
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